ASRock B550 Steel LegendをWindows 11環境で運用する

2021年にBTOで組んだマシンで使われているASRock B550 Steel LegendがWindows 11 Pro環境でどうも安定しない(不具合が多発)のでやってみたことをまとめてみます。
※いずれもWindows 10 Pro環境では特に発生してなかった事象です

  • スペック

    • CPU: AMD Ryzen 5 5600X

    • M/B: ASRock B550 Steel Legend ←今回はこいつの挙動を改善したい

    • Mem: 128GB(寄せ集めた32GBモジュール*4)

    • Storage: SSD*3, HDD*4で62TBほど

    • GPU: AMD RADEON RX6700XT 12GB

  • 発生した不具合など
    • 内蔵有線LAN(2.5GbE)端子が突然不通になる
    • USB⇔SATA変換したHDDの接続が断続的になる
      ↑変換アダプター側との相性っぽいです。別製品を試したら解消しました。
    • USB Type-C変換した5GbE LANアダプターが突然不通になり、ファイルコピーに失敗する
  • 結論
    • BIOS(UEFI)をアップデートすることで不具合は解消

 

ここからは不具合解消のために試したことを記載します。

1. ドライバのインストール

結果:状況に変化なし

以下ドライバをインストールしました。

結果、インストールしても特に変化が無く・・・。
有線LANにわざとOS標準ドライバを充ててみたりしたんですが、不通になる状況に変化はありませんでした。

ちなみにStoreMIはインストールすると起動後すぐにフリーズしてやべえってなりました。
何とかアンインストールできましたが。。。
StoreMIは低速ストレージの高速化技術用のソフトウェアだそうですが、あれですね、昔のiMacに一瞬だけ搭載されたFusin Driveだこれ。

2. 2.5GbE端子は使わず、USB Type-C変換の5GbE有線LANアダプターを利用する

結果:内蔵と同様に不通になってしまう

内蔵がダメなら外付けだ!と思ってType-C形状の有線LANアダプターを差してみたところ、最初の方は動いていたのですが同様に不通となってしまいました。
しかも、再起動しても直らなかったりすることも。
通信中に不通になると流石に使い物にならないので利用を諦めました。

 

3. M/B BIOS(UEFI)アップデート

結果:効果あり

www.asrock.com

上記から最新版BIOS(UEFI)更新ファイルをダウンロードし、FAT32形式でフォーマットしたUSBメモリ直下に配置して準備。
実行前にCPU設定からfTPM無効化が必要です。
無効化方法についてはこちらのサイトで解説があります。

blog.janjan.net


USBを差したままUEFI起動後、Tool → Instant Flashから実行します。

アップデート完了後1週間経過しましたが、安定しているようです。

結局何が原因だったの?

M/BがWindows 10時代に発売された製品だったのでWindows 11だとカーネルとそぐわないとかなのかなーと。
原因が分かり次第追記します。

その他注意点

  • UEFIアップデート前にfTPM無効化を忘れないこと
    上でも書きましたがfTPMを無効にしないとUEFIをアップデートできないっぽいです。
    できないだけならいいけどアップデートに失敗して起動できないとか無いよね?
  • OS再認証が必要
    fTPM無効化→UEFIアップデート後、fTPMは自動で最有効化されますが、Windows 11のOS認証が必要です。
    私はM365とマシンのアカウントを紐付けていたのでM365再ログインで認証が完了したのですが、ローカルアカウントの場合はどうなるんだろう・・。